だかなんだかが

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だかなんだかが

その時点で、ガリオンは希望を持ちはじめた。セ・ネドラが積極的にかれらをからかっているのなら、あきらかに、彼女は想像上の自分の死をそれほどまじめに考えていないのだ。それでもガ

リオンは例のナイフを取り上げることができればと思わずにいられなかった。
「おまえさんのすばらしい探検の途中で、もしやあの洞窟のありかをつきとめなかったか?」ベルガラスはシルクにたずねた。「おまえさんが霧の中をうろついていたのは、そのためだろうと思

っていたのだがね寂寥過後,誰蒼老了誰的容顏韶華流年,誰又輕許了誰的海誓山盟

「洞窟? ああ、あれは北側のあたりにあるんですよ。その前面には野外劇場みたいなのがある。北面のほぼどまんなかです。洞窟なら最初の十分で見つけましたよ」
 ベルガラスはシルクをにらみつけた。
「でも、正確には洞窟じゃない。峰の内側の奥に洞窟があるのかもしれないが、開口部は大きな戸口といったほうが近いですね。両側に円柱があって、入口の上に見慣れた顔がある」
ほうを向いた。「ぼくたちはちょうど互角だと言わなかったか?」
「そなたは最低五人と互角であろう、ベルガリオン?」シラディスは率直に言った。
「まあその――」
「引き連れてた、と言ったな」ベルガラスが兄弟に言った。
「星をちりばめたわれらが友は、そのドアくっついてるしろものを、数人のグロリムにむりやり突破させようとしたんだな。だがグロリムどもはそれに失敗した。そのとき、ドア

を封印している力が働いたのか、ザンドラマスが堪忍袋の緒を切らしたのか、おれにはよくわからんが、とにかく、五人ばかりのグロリムがその瞬間にあきらかに死んじまったんだ。ザンドラマ

スはののしり声をあげながら外を大股に歩きまわっていたよ。ついでだが、グロリムどもは全員頭巾の内側に紫色の裏地をつけてるぜ」
「じゃ、魔術師なんだわ」ポルガ

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